こんにちは
あなたは自分の姿勢が気になりますか?
姿勢はあなたを形成する、とても大切なポイントです。
私は、姿勢は顔や体型と同じくらいあなたのイメージを作る大切なものだと考えております。
実際、姿勢の良い人と悪い人(猫背、又は反り腰)では、第一印象は全く違います。


そしてその第一印象で人格や性格など、人はおおよその憶測をしてしまうもので、特に面接では、かなり重要な要素になると思われます。
そんなにも大切な姿勢ですが、「私は姿勢があまり良くない」と仰る方が多く、実際、そういった悩みをご相談いただくことがございます。
ではなぜ、姿勢が崩れて来るのでしょうか?
姿勢は習慣で作られています
私はここが一番大切だと思っているのですが、普段どういう習慣があるかが重要です。
スポーツの世界で例えれば、バレリーナは良い姿勢だというイメージはありませんか?
演技をしている時、背中を丸めたまま技を行っても、美しくないですよね?
私は学生の頃、実はクラシックバレエを少しだけ習った事があります。
基本の練習はとても厳しかったのですが、細かい所まで意識をしなければならず、手や足の指先まで神経を通わせ、出来る限り伸ばしたのを覚えております。
それはもちろん、姿勢に関してもです。
よく先生が仰っていたのは、
「頭のてっぺんから糸が出ており、天井から引っ張られているイメージ」
と良く教えられました。
実際に頭のてっぺんの髪の毛を上に向かって引っ張ってみてください。
背中が伸びて胸が上がって、良い姿勢になったようではありませんか?
バレリーナは日常生活の中で、姿勢を良く保つという動作が意識的に入っている為、自然と身についてくるのです。
逆に、ボクサーは背中が丸いイメージ、ありませんか?
ボクシングは、打って打たれる格闘技です。
自分が打つだけならまだしも、打たれる危険があるのです。
その為、ディフェンスをするのですが、打たれる面積を減らし、身体を守る為には、背筋を丸めた方が効率が良いのです。
同じ格闘技で言いますと、キックボクサーとボクサーは、似ているようで若干違います。
ボクシングは拳だけで撃ち合いますが、キックボクシングはキックも入ります。
試合によっては膝も使って良いので、ボクサーのように背中を丸めて小さくなると、膝蹴りを貰ってしまう可能性がありますので、ボクサーほどは背中を丸めない傾向があります。
毎日毎日、いつもボクシングばかりやっていると、結果、『背中を丸める習慣』がついてしまいます。
つまり、日常生活において、身体をどう使っているかがそのまま表に現れてくるのです。
では、姿勢を良く保つには、どうすれば良いのか?
ニュートラルポジションを理解する
まず、ニュートラルとは、「中立的」「中間的」という意味があります。
ニュートラルポジションとは、簡単にご説明すると、各部位のインナーマッスルが働きやすい状態であり、各部位へのストレスが少なく、安全に身体を動かす事が出来るポジションを言います。
この記事上部のイラスト写真②の方が、まさに各部位の状態がニュートラルと言えます。
地球は真上から垂直に重力がかかっている為、特に頭の位置・胸の位置・骨盤の傾きによって各部位にかかる負荷が変わってきます。
そして過度にストレスのかかる部位に障害が起きてしまう事もあります。
身体が美しく活力もあり、そして痛みの起きにくい状態にするためには、今の自分がどういう姿勢で、何をすれば改善出来るかを知ることが大切です。
日頃から良い姿勢の意識を持つ
まず、姿勢が悪いなと思う方は、一日のうちに数回は、姿勢を真っすぐにする意識を持つ事が大切です。
意識的に繰り返す事によってそれが習慣化し、無意識でも良い姿勢を保とうとするように身体が変わってきます。
もちろん、筋バランスの乱れが原因となり、改善するトレーニングが必要になる事や、気持ちが沈み、胸が張れずに背中が丸くなるときもあるかもしれません。
気持ちも姿勢に大きく影響する要因です。
私はプロボクサー時代、若干猫背で、今でも気を抜くと肩が前に入ってきます。
しかし、同時にトレーナーとしてお客様の前に立つ仕事をしていましたので、背筋を伸ばす事をいつも心がけておりました。
おかげで、姿勢が悪いと言われる事はなく、いつも良い姿勢ですねと言われます。
ぜひ試してみていただきたいのですが、一つ注意点がございます。
身体を真っすぐにしようという意識は大切ですが、常に一日中良い姿勢をしようとしすぎると、逆に筋疲労して疲れてしまう事もありますので、メリハリを持ち、リラックスする事も大切です。
最後までお読みくださいまして、ありがとうございました。