こんにちは
ボクシングエクササイズ・パーソナルトレーナーの原です。
ボクシングを行っている女性の背中ってとても綺麗なんです。
と・・言いましても、ボクシングをやっていない方は、イメージが沸きませんよね。
いかがでしょうか?
何もせずこんな背中にはなりません。
トレーニングを積んでいるからこうなるのです。
一般的なトレーニングを積んでいる方はここまで筋肉は必要ないと思いますが、ボクシングをやっていてこれだけ筋肉がつくという事は、ボクシングには『必要な筋肉』という事。
つまり、ボクサーのトレーニングを行うことで、背中の筋肉に刺激があり、筋力アップや引き締め効果があるという事です。
では、どういった動作(トレーニング)で背中の筋肉が使われるのでしょうか?
1、パンチを打つ時(腕を伸ばす時)
パンチを打つ時は、多くの筋肉を使います。
腕を素早く伸ばす時、対象物(サンドバッグやミットなど)に力強く当てるとき、二の腕の筋肉を使います。
二の腕、気になりますよね・・。
時に薄着になる春から夏にかけて多くの方の悩みの元になると思います。
その二の腕が、パンチをする事で筋肉が作用し、鍛えられることにより引き締め効果が出るのです。
どういう事かと言いますと、二の腕の筋肉は上腕三頭筋と言い、肘関節の伸展作用があります。
つまり、パンチを打つ瞬間の腕を伸ばす時や、パンチが当たった瞬間のグッと体重を乗せる時に使うのです。
実際にサンドバッグをひたすら叩いていると、二の腕が疲れてきますし、慣れていないと筋肉痛になります。
パンチを打つことで、二の腕のシェイプアップに効果的なのです。
2、パンチを打った後(腕を引く時)
背中には広背筋という比較的大きな筋肉があります(写真は背中の右側)
※出典:目でみる動きの解剖学
この筋肉は肩甲骨付近にあり、上腕の内転・内旋、肩関節の伸展・内転・内旋などの動作に作用し、具体的には腕を引くときなどに作用する筋肉です。
トレーニングする事により、女性の場合は背中の引き締めに、男性の場合は逆三角形の形成に役立ちます。
ボクシングではパンチを打つ事も大切てすが、早く戻すこともとても大切です。
なぜならば構えているスタイルは『オンガードポジション』といい、構え=パンチもディフェンスも出来る位置ですので、早く腕を戻すことによりディフェンスになるのです。
パンチを打った瞬間から戻すまで、自分に隙が出来るため、なるべく早く腕を戻す事がとても大切なのです。
腕を戻す(引く)ときに使う筋肉は広背筋でしたよね。
つまり、パンチを早く引く動作では、常に広背筋を使っているため、筋肉が鍛えられ引き締め作用が働くのです。
3、筋力トレーニング
ボクサーは身体を創るために筋力トレーニングを行います。
ボクサーの場合はパンチ力やスタミナを上げて相手を倒す為ですが、シェイプアップ目的でも十分必要です。
広背筋は大きいため、様々な方法で鍛える事が出来ます。
チューブを使ったローイング。
自体重を使った懸垂やブリッジ。
上記の中だと懸垂は負荷が大きいので、バーなどを利用して状態を斜めにし、負荷を減らす事も出来ます。
パーソナルトレーニングでは、主にチューブを使ったローイングを行います。
そして筋トレで刺激を入れた後にボクシングの動作をする事により、さらに相乗効果があるのです。
まとめ
ボクシングでは、必然的に背中の筋肉を使いますが、筋トレと併用する事により、さらに効果が高まります。
しかし、筋トレもボクシングエクササイズも中途半端に行っていては高い効果を得ることは出来ません。
基本は限界まで追い込む事が必要です。
自分だけでは追い込む事が出来ないのであれば、他人の力を借りる方が楽ですし、一番の近道だと思います。
背中美人になる方法はボクシング以外にもたくさんあります。
あなたにとって楽しく追い込む事が出来るトレーナーや手技に出会えるよう、応援しております。
最後までお読み下さいまして、ありがとうございました。