ボクサーが減量するたったひとつの目的

ボクサーは試合する前に、なぜ減量すると思われますか?

 

普通に考えるとおかしいですよね?

 

試合で戦うのに、なぜ食事制限して体重を落とさなければならないのか?

 

逆にたくさん食べて筋肉つけて、大きく強くなった方が良いのでは?

 

私は元プロボクサーでしたので、よくお客様や初めて会った方に質問されます。

 

ご存知の通り、ボクサーの減量はマンガ『はじめの一歩』や『明日のジョー』でその苦しさやキツさがリアルに表現されていますが、その通りとても苦しくて辛いです。

 

しかし、そんな思いまでしても、行う意味があるから皆行っているのです。

 

その理由はたったひとつ・・

 

勝つ為です。

階級がひとつ違うだけで身体の大きさがまったく違う

プロボクサーは体重別に階級が細かく別れています。

 

2020年1月現在で17階級(女性のみアトム級がある為入れると18)に分かれています。

 

階級は等間隔ではないのですが、軽い階級は幅が少なく、重い階級になればなるほど幅が大きくなります。

 

男性で一番軽い階級はミニマム級と言いますが、ミニマム級は47.62kgまで、そのひとつ上のライトフライ級は48.98kgですので、その差は1.36kg

 

一番重いクラスはヘビー級ですが上限が無い階級になりますので、そのひとつ下のクルーザー級は90.71kg、その下ライトヘビー級は79.38kgで、その差は11.33kgにもなります。

 

しかしその下の階級からは3~4kgと幅は少なくなりますが、軽量級ほどではありません。

 

ちなみに私は現役の時フェザー級(57.15kgまで)でしたので、前後の階級は約2kgの差でした。

 

たった2kg・・

 

食べ過ぎたら2kg位すぐ増えますし、大したこと無いって気がしますよね?

 

しかし、ボクサーは普段から身体を相当鍛えていますので、その身体はほとんど筋肉です。

 

無駄のない身体の2kgというのは、相当違いは出てきます

 

さらに、ボクサーは試合の前日に計量(体重測定)をして、その日にリミット(規定体重)まで落ちていたら、次の日の試合当日までに何キロ増えていても問題ないのです。

 

その為、相当無理をして体重を落としても、我慢していた水分や食事を一日かけて摂る事で、水分と栄養を摂り、体重を戻す事が出来るのです。

 

ボクサーは一日で3~5kg位は普通に戻ります

 

かなり絞っている人は、10kgほど戻るボクサーもいるそうです。

 

つまり、試合当日のボクサーは、それぞれの階級の体重では全くありません

 

例えば、普段の体重が65kgの人と60kgの人同士が同じ階級のフェザー級(57.15kg)で試合をするという事が現実あり、体格がそれだけ違うとパワーが全く違う為、勝てる可能性が減ってしまうという事です。

 

一日で回復する程度は個々に違いますが、それでも体格差を考えると、可能な限り減量をした方が、勝てる可能性が上がる為減量を行うのです。

まとめ

ボクサーの過酷ともいえる減量には、勝つという大きな目的の為に行っています。

 

勝てなければプロである意味がありません。

 

無理な減量をして実力が出せないなら階級を上げる事も必要でしょうが、皆、試行錯誤しながら自分のベストを探しています。

 

通常のシェイプアップはボクサーの減量と比べると方向性が全く違いますので、全てを真似する事は出来ません。

 

しかし、減量を繰り返す中で学んだ『コンディションを維持しながら体重を落とす』事にかけては自身の経験があります。

 

私自身が実際に体重を落とした方法はブログダイエットにまとめましたので、良かったらご覧になってください。

 

最期までお読みくださいまして、ありがとうございました。

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