こんにちは
今回、身体を作る食べ物について、記事にしました。
好きなものだけ食べて理想の身体を維持できたら最高なのですが、なかなかそうはいきません。
食事の量を減らしているのに、なぜか体重が増えてしまう。
その原因は、太りやすい食べ物を知らずに摂っているのかもしれません。
今回は、食べると太りやすい食材や、食べても太りにくい食材の見分け方を、簡単に解説致します。
見た目である程度は判断出来る
食べ物にはGI値『Glycemic Index(グリセミック・インデックス)』と呼ばれる指数があります。
GI値とは、食べ物を摂った際の、血糖値の上昇度合を数値化したものです。
ブドウ糖を基準(100)として様々な食材のGI値が定められています。
この値は、数値が大きいほど、食べてから血糖値が急上昇し、低いほどゆっくりになります。
インターネットで調べればすぐに食品別の数値が出てくるので、高いものと低い物を知る事が出来ますが、食品を見ただけでも、GI値が高いかどうか、ある程度判断する事が出来ます。
それは、食品の精製度合で見分けます。
例えばお米の場合。
玄米は稲から作られた籾から、籾殻を除去したものです。
それを精米し、糠や胚芽を取り除いたものを精米と言います。
この二つを比べた場合、精製度合の多い方は、精米ですので、GI値は精米の方が高いです。
当てはまらないものもあるかと思いますが、基本的には、精製度合の高いもの(人の手が多く入ったもの)は、GI値が高くなる傾向があります。
そして一般的に、GI値が高いものは身体に良くないとされています。
では、なぜ身体に良くないのでしょうか?
血糖値の乱効果が起こる
糖が身体に入ってくると、膵臓からインスリンが分泌されて血糖値をコントロールします。
GI値が高いものを摂ると、血糖値が急激に上がる為、より多くのインスリンが分泌されます。
すると、今度は急激に血糖値が落ちてしまい、下がりすぎてしまう事があります。
こうなってしまうと、様々な症状が起こる可能性が上がってしまうのですが、「鬱になりやすくなる」「元気がなくなる」「頭痛」「吐き気」「動脈硬化」などが起こりやすくなるとされています。
したがって、GI値が低いものを摂るようにしたほうが、血糖値の乱効果がお起こりにくい為、上記のような症状は出にくくなります。
しかもインスリンは脂肪合成を促進するという働きもある為、多く分泌されると、その働きも高まってしまう為、太りやすくなります。
つまり、精製度合の高いもの(GI値が高いもの)を多く食べると、太りやすくなります。
その為お米も、玄米より白米(精米)の方が太りやすいです。
さらに栄養分も違います。
玄米にはビタミンやミネラルを多く含む為、「完全栄養食」と呼ばれています。
ただ、味は白米の方が美味しいという方が多い為、玄米の栄養は欲しいけど味も白米に近いものが良いという方は、精製度合をコントロールした『分搗(ぶづき)米』がオススメです。
分づき米とは?
まず、玄米は栄養が豊富な胚芽や糠がついており、白ではなく茶色をしています。
栄養が豊富でGI値も低い為、健康や減量にはとても良い食材なのですが、消化と風味がやや悪いといった欠点があります(玄米の味が好きという方がいらっしゃるかもしれませんが、一般的には白米の方が美味しいと言われています)
その為、味を優先して白米が多く市場に出回っていますが、栄養だと白米よりも上です。
そこで、玄米の栄養をある程度残しつつ風味を良くする方法として、分づき米が挙げられます。
分づき米の精製度合は数値で表されますが、数値が上がるほど精製度合が高くなり、糠や胚芽の量が少なくなっていきます。
分づき米は、一分づき・三分づき・五分づき・七分づきなど、細かく分かれています。
五ぶづき米ですと、胚芽(栄養分の多い場所)は残っていますが、糠は5割ほど削られていますので、美味しいです(原の感想です)
食べている量が少ないのに太ってしまうという方は、今食べているものを見直した方が良いかもしれません。
最後までお読みくださいまして、ありがとうございました。