ボクシングでいうパンチの基本には、ジャブ・ストレート・フック・アッパーと四種類ありますが、それら全てのパンチに共有する上手く見せる為のコツというものがあります。
エクササイズを行う目的は人それぞれだと思いますが、カッコ良く、キレイにパンチを打ちたい方は多いと思います。
今回の記事は、どのパンチにも共通する、カッコ良いパンチの打ち方について解説致します。
動画でも解説していますので、よろしければこちらもご覧ください。
エクササイズと格闘技の違い
エクササイズと格闘技では大きく違う点があります。
それは、本場の格闘技では打たれる可能性があるという事です。
パンチを打たれるという事は、当たり前ですが当てさせないようにガードをしなければなりません。
それは、自分がパンチを打っている時もです。
プロやアマチュア、又は当てるボクシングを行った方は分かると思いますが、パンチを当てられる瞬間というのは、自分がパンチを打っている時に打たれやすいのです。
なぜかというと、ボクシングの構えは、別名『オンガードポジション』と言い、手が顎の位置にあるだけでディフェンスになっているのです。
両手が顎にあれば直ぐに顔やお腹を守る事が出来ます。
しかし、攻撃に転じてパンチを打つという事は、ガードをせずにパンチを打ちにいっているということになります。
その時にパンチは打たれやすいのです。
それを防ぐ為、経験者は反対の手でパンチを防けるよう、しっかり手を上げてガードをしながらパンチを打つのです。
頭で分かっていても実際にパンチを貰って痛い思いをしないと身体に染み付かない事もありますが、まずは意識をしてガードを心掛けてみてください。
それだけでも、とても綺麗にカッコ良く打てるようになります。
ガードを身に付ける為には
パンチを打つ時にもガードが出来るようになると、物凄く動きが綺麗になります。
ガードを身に付ける為には、一つひとつの動きの反復練習から始めます。
例えばジャブを打つときに反対の手を意識し、アゴにピッタリ付けます。
ボクシングを行うときには毎回意識して行います。
すると、次第に身体に染み込んでいき、意識をしなくても自然と出来るようになるのです。
出来るようになってきたら、ジャブの後にクロス(ストレートパンチ)のようにもう一つパンチを増やします。
パンチが一つ増えると、ガードが出来なくなることがあります。
これは、新しい動きが加わる事により意識がそちらに集中してしまい、ガードが疎かになりがちです。
ここで再度、ガードを意識しながらパンチを打つ練習を繰り返し、身体に染み込ませるのです。
気の長くなるような話しですが、このように一つひとつパンチを増やしながらパンチを組み立てていくと、綺麗なコンビネーションが打てるようになります。
繰り返しますが、大切な事は意識的に行い、無意識に出来るようになるまで繰り返し身体に染み込ませる事です。
まとめ
まとめると、経験者と思わせるポイントは、パンチを打った時にガードが出来ているかによって大きく変わります。
コンビネーションが増えるとよりガードが難しくなるので、慌てずに一つずつパンチ数を増やし、身体に染み込ませていきましょう。
最後までお読みくださいましてありがとうございました。