肩こりは日本人の多くが悩んでいると言われております。
私もフィットネスクラブに勤めていた時、多くの方々から肩こりを改善したいとご相談をいただきました。
その方法について多くの方にご案内させていただき、症状が改善された方は多かったです。
実は私自身、肩こりで悩んだ事が一回も無い為、辛さを知らないのです。
その理由は、後ほど紐解いていきますので、ご興味のある方は続きをご覧ください。
肩こりは日本人の国民病?
以下のデータは第一三共ヘルスケアが全国47都道府県の男女50,000人を対象に、肩こりと腰痛に関する意識と実態調査を行った結果です。
〇肩こり・腰痛はニッポンの国民病。肩こりは73.5%、腰痛は67.0%が国民病として同意
〇肩こり人口が多い肩こり県は、「奈良」、「徳島」、「大阪」。最も少ないのは、「沖縄」
〇腰痛人口が多い腰痛県は、「秋田」、「鹿児島」、「佐賀」。最も少ないのは、「愛媛」
〇肩こり歴は平均12.4年、腰痛歴は平均9.9年と慢性化。「ほぼ毎日」その痛みに悩まされ、重症化している人ほど頻度も高い
ここに書いてある通り、日本人の半数以上の方が肩こりは日本の国民病だと捉えている事が分かります。
人間として生まれたからには、肩こりは仕方がないのでしょうか?
そんな事はございません。
肩こりが全くない人たちがいるのをご存知ですか?
肩こりだけでなく腰痛も無いという頭に荷物を載せる文化のある方々です。
アフリカ南東部に位置するマラウイ共和国の方々は、頭の上に荷物を載せて運びます。
※上写真はtomjosephwilsonより引用


現地の人は毎日のように行っている為容易に出来るのでしょう。
載せてみると分かるのですが、バランス感覚がとても難しいです(下写真は頭に5kgの米袋を乗せています)
しかし、荷物の重さを最小限の力で受け止めようとすると・・。
自然と良い姿勢になりました。
つまり、一般的に言われている良い姿勢というのは、重力に対して効率よく身体を維持している状態と言えます。
姿勢不良が肩こりの大きな要因
肩こりや腰痛の大きな原因のひとつとして、姿勢不良が挙げられます。
特に仕事でデスクワークをされている方は長時間イスに座り、同じ姿勢でパソコン等の作業をされている事が多いと思います。
背中を丸めた猫背でいる時間が長ければ長いほど、重力の負荷を断続的に首や肩の筋肉が受けてしまいます。
その結果、首や肩回りの筋肉は疲れて固くなってしまいます。
これが肩こりの大きな要因となるのです。
姿勢は、日常生活の中で作られていくのです。
改善する為には?
肩こりを改善する方法はいくつもあります。
肩を回す・ストレッチする・湯船に浸かり身体を温めるなど、改善方法はいくつもありますが、これらは直接の原因解決にはなっていません。
姿勢を改善する事が肩こりの根本を正す事になります。
そこで必要なのは、ご自分の現在の姿勢の把握と、筋肉のバランスになります。(筋バランスの大切さについては『身体はバランスよく鍛えよう』をご覧ください)
簡単なご自分の姿勢の確認方法は壁を使います。

まとめ
いかがでしたでしょうか。
肩こりは日常の姿勢が大きく関わっています。
私は普段から姿勢には気をつけており、立っている時も座っている時もなるべく背筋真っすぐを意識しています。
もちろん、真っすぐが疲れた時には背中を丸める事もありますし、ストレッチをする事もあります。
姿勢は己の現状を知り、改善しようと思わなければ変える事が出来ません。
肩こりを本気で改善したい方。
筋肉をほぐす・伸ばすだけでなく、根本となる姿勢を見直してみてください。
最後までお読みくださいましてありがとうございました。