遺伝についての記事です。
遺伝はどこまで親から子へ引き継がれるのでしょうか?
親が肥満だと、子も肥満なのか?
親の成績が良いと、子も良いのか?
身長は遺伝が大きいのか?
など、どの程度遺伝するのでしょうか?
結論から申し上げますと、項目によって遺伝は大きく作用するようです。
しかし、だからと言って変える事が出来ないのかといったら、そうではありません。
その内容を、ご説明していきます。
まずは、遺伝率から。
遺伝率
人間には様々な項目の遺伝率というものがあります。
【遺伝率】
身長66%
体重74%
学業成績55%
論理的推論能力68%
言語性知能14%
一般知能77%
外向性46%
誠実性52%
協調47%
音程80%
音楽92%
美術56%
執筆83%
数学87%
スポーツ85%著書:言ってはいけない残酷すぎる真実 著者:橘玲 発行所:株)新潮社
上記は『言ってはいけない残酷すぎる真実』に載って言いますが、心理学者『安藤寿康』さんの執筆した『遺伝マインド』から引用したもののようです。
数値を見ると、音楽や音程の数値は高い確率で遺伝するという事が理解できます。
しかし、音楽などの芸術は、後天的な要素が強く影響すると言われていますので、数値は高いですが、トレーニングで向上するようです。
逆に言語性知能については、育った環境が大きい事から、大きくなるにつれて周囲が使っている言葉を話すようになるようです。
そして注目すべきは体重の遺伝率です。
74%・・・
この数値を見て、どう考えるかです。
確かに確立は高いかもしれませんが、黒か白かではありません。
数値を見る視点が大切
ここで大切なのは、数値を見る視点です。
例えばコップに半分ほど入っている水を想像してみてください。
その水を見て『水がこんなに入っている』と思うのと、『半分しか入ってない』と思うのでは、同じ物を見ていても考え方が違っています。
人間は、自分の都合の良いようにものを見て、判断しています。
これを教えて下さったのは元予約の取れないパーソナルトレーナーであり、現在はコンサルティングを行っている島田弘先生です。
本題に戻しますと、74%もあるのか・・とみるのか、74%しかないじゃないか!
と見るのかによって捉え方が全く変わります。
ニュアンスで前者は諦めを感じますが、後者は立ち向かっている姿が伺えます。
そして遺伝率はある程度高いものの、肥満者は肥満になりやすい環境を好むという説もあります。
やはり、食生活はとても大切なのです。
諦めるか?立ち向かうか?
あなたの一番気になる項目は何でしたでしょうか?
その割合はいかがでしたでしょうか?
自分の意思だけでは、身長を変える事は難しいかもしれません。
近未来はそういったものも変えることが普通に出来るようになるかもしれませんが・・
先程のコップの水や体重のように、見かたが大切です。
『生まれつき決まっている』
そんなの、悔しくないですか?
私はとても悔しいです。
それに気付き、学ぶ事は誰でも出来ます。
気付き、思考については本を読み、出来る人の話を聞き、学ぶ事により補う事が出来るのです。
もう一度言いますが、大切なことは気付いて改善方法を知り、実践し続けることです。
人生は一度きり
人生は一度きりです。
どう生きていくかは自分自身に決める権利があります。
身体や脳を機械のように入れ替える事は出来ません。
現状に満足してしまうのか。
現状を変える行動を起こすのか。
あなたの自由です。
もし、現状に満足されず、立ち向かうと決めたならば、チャレンジしていきましょう。
行動を起こせば、何か有益な情報が得られるかもしれません。
私(原)自身、頭は良くありません。
それに気付き、たくさんの本を読み、私より学んでいる方の話をたくさん聞きました。
変わります。
変えていきましょう。
最後までお読みくださいまして、ありがとうございました。