残念な事実ですが、減量には必ずといって良いほど食事管理が必要になります。
なぜならば多くの方は共通して消費カロリーよりも摂取カロリーの方が多くなりがちだからです。
では、食べる量だけ減らして摂取カロリーのみ抑えればよいのか?
答えはNOです。
確かに消費カロリーよりも摂取カロリーを減らせば体重は徐々に落ちてくる計算になりますが、筋肉が育たない為代謝が落ち、スタイルは悪くなり、リバウンドもしやすい身体になってしまいます。
今回のブログは、食べている量が少なくても太ってしまう方に向けて記事を書いております。
食べている量が少ないのに太る
『そんなに食べてないのに太るんだよね』
と仰る方がいらっしゃいます。
原因は人それぞれですが、以下の要因が挙げられます。
- 筋力量が少ない(代謝が低い)
- 糖質や脂質ばかり高いものを良く食べている(ジャンクフードなど)
- 食べる量が少ないが動く量も少ない
- GI値が高いものを多く食べている
- 家族が肥満傾向
- 甲状腺の疾患がある
これらは一例ですので、他にも様々な要因が絡んでくる場合がありますし、上の項目のいくつかが絡み合う方もいらっしゃると思います。
まずは、自分はなぜ痩せられないかの原因を突き止める必要があります。
上記の中の例を全てではないのですが、詳しくご説明いたします。
筋肉量が少ない
筋肉量は基礎代謝と活動代謝に影響します。
活動代謝はどのように筋肉と関係があるのでしょうか?
例えば同じ運動をしたとき、筋肉量が50kgの人と40kgの人では、筋肉量が多い人の方が多くのエネルギーを消費する事から、筋肉量の多い人の方が消費カロリーが増えるのです。
筋肉量が少ないと一日に消費するトータルエネルギーが少なくなってしまう為、摂取カロリーも必要に応じて抑える必要があります。
食べる量が少ないが動く量も少ない
摂取と消費のエネルギーバランスになります。
一日の基礎代謝は、一般成人の男性で1,500kcal、女性で1,200kcalと言われています(Wikipediaより引用)
この値は性別の他年齢・体格によっても変化します。
基礎代謝は簡単にご説明すると、生命を維持するのに必要なエネルギーです。
したがって一日の消費エネルギーは、基礎代謝+活動代謝(身体を動かして消費したエネルギー)、そして食事誘発性熱産生(食事を摂った時に起こる熱生産)を足したものになります。
その為、デスクワークの方や休日家でテレビばかり見ている方など、身体を動かさない方は、一日の消費エネルギーが少ない為、太らない為には摂取できるエネルギー(食事量)も必然的に少なくなります。
GI値が高いものを多く食べている
GI値とは、食べ物を口にしてからの血糖値の上昇度を示す指数の事です(詳しくは記事:【太りやすい食べ物】をご参照ください)
GI値が高い食品を摂ると血糖値が急上昇し、大量のインスリンが分泌されます。
インスリンは糖をエネルギーとして細胞内に取り込む働きをしますが、一方で脂肪として蓄えてしまう働きもある為、大量に分泌させると太りやすくなる傾向があります。
カロリーが高い食べ物=高GIではない為、どういった食べ物が高GI食品なのか知っておく必要があります。
【太りやすい食べもの】でもご紹介していますが、『食品・GI値』などで検索すると、食材とGI値が記載されたページが多数見つかりますので、気になる方はぜひ調べてみてください。
家族が肥満傾向
肥満は遺伝する要因もありますが、日々の食生活が与える影響が大きいと私は考えております。
家族が肥満傾向にあると、自然と食事量が多くなる事があります。
つまり、ご自身では少ないつもりでも、別の痩せているご家庭からみたら食べ過ぎと考えられる場合があります。
その可能性がある場合は、一日に何カロリー位食べているのか簡単に計算してみる事をお勧めいたします。
摂取カロリーを計算するアプリが開発されていますし、本屋に行けば食事に関する本は山のように出版されております。
【カロリー計算アプリ↓↓】
食べ物のカロリーを計算/管理する おすすめアプリランキングTOP10
まとめ
いかがでしたでしょうか?
食べる量が少ないのに太るのはなぜか?
その答えは人それぞれ違いますので掘り下げて原因を探り、改善していく方法がベストです。
必ずなにか原因があるはずです。
絶対に成し遂げたい思いがありましたら、諦めずにチャレンジしていきましょう!!
最後までお読みくださいまして、ありがとうございました。