2021年1月現在、日本高血圧学会が提示している降圧目標は130/85mmHgとなっていますが、この基準はいつから設けられているかご存知ですか?

 

実は、数十年の間に、血圧の基準は大きく変わっているのです。

 

2008年に上記の数値になりましたが、2000年までの基準は、なんと180/100mmHg以上が高血圧だったのです。

 

血圧の基準が変わる事によって多くの高血圧患者が増加しました。

 

今回の記事は、降圧剤服用の副作用と、薬を飲まなくても高血圧のリスクを下げる方法について文献を元にまとめました。

高血圧による弊害

高血圧ということは、血管の壁にかかる圧力が高い為、血管が傷つきやすいという事です。

 

例えば脳内で血管が傷つき、破れでもしたら脳溢血(脳出血)となり、命に関わる症状として現れる事もあります。

 

現に1950年代までは、脳卒中の中で、脳溢血が大きな割合を締めていました。

 

以下、その文献です。

実は、戦後1950年代までは、脳卒中のうち、約90%が「脳溢血」だった。時代を下るにつれ、脳溢血は減り、脳梗塞が増える。70年代に入ると逆転し。90年代に入ってからは、脳溢血が10~20%で、横ばい、脳梗塞は80~90%で90年代半ばから急に増加している。

松本光正,高血圧はほっとくのが一番,2014,p54

 

そもそも、なぜ脳溢血が多かったかについては、関東医療クリニック院長の松本氏は次のように述べています。

それは、戦後の日本は、非常に栄養状態が悪かったからである。今で言うと、難民のたくさんいる発展途上国並みで、とくに敗戦けらこら数年は、食料を占領国アメリカの救援に頼っていたほどだった。栄養が悪いため、血管がもろく、高い血圧に耐えられなかったのである。

また昔は肉体にかかるストレスも強かった。農作業や土木作業も、今のように機械を用いず、ほとんど人力に頼っていた。家事も電化製品などなく、掃除や洗濯はすべて人の手で行っていた。

血管がもろいうえに、強い肉体のストレスが加わって、たやすく血管が破れていたのである。

松本光正,p54

上記の文献を読むと、脳溢血が多かったのは、栄養状態が悪かった為血管が脆く、さらに肉体にかかるストレスが強かった為と説いています。

 

また、松本氏は文献の中で、時代を下るにつれ脳梗塞が増えてきたと述べています。

 

基準値を下げたことにより患者が増え、降圧剤の服用が激増した事が原因のひとつと訴えているのです。

降圧剤を服用する事により脳梗塞患者が増えた

その理由は、以下に記載されております。

脳の血管が詰まりかけたとき、体は懸命に血流を勢いよくし、血のかたまりを吹き飛ばそうとする。血圧を上げて、脳を守ろうとしているのだ。「高血圧だから、脳梗塞になった」のではなく、「脳梗塞だから、血圧を上げて治そうとしている」のだ。原因と結果を取り違えているのである。薬で血圧を下げることは命取りなのだ。「脳梗塞は(降圧剤を処方した)医師によって作られる」と言っても過言ではない。

松本光正,p53

私は、身体の反応は全て意味があると考えております。

 

原因を追及せずに症状だけ抑えるのは、根本を解決した訳ではありません。

 

下の図は厚生労働相「人口動態統計」より作成されたものです。

松本光正,p55

 

脳溢血は大きく死亡率が減っていますが、脳梗塞は増えております。

 

降圧剤を服用し、血圧を下げることにより脳梗塞のリスクは高まり、さらには認知症の発症率も増加させてしまうのです

降圧剤服用により認知症になりやすくなる

認知症になる要因のひとつとして、脳の血流が悪くなる事が挙げられています。

 

降圧剤を服用することにより血管が拡張し、流れが穏やかになると、脳への血流が不足する事があるようです。

 

特に高齢者は加齢とともに動脈硬化を起こしているのが自然な事であり、体の隅々まで血液を送る為には高い血圧が必要だと松本氏は述べています。

発がんリスクが上がる

松本氏はさらに、降圧剤を服用する事によりガンになりやすくなると述べています。

 

その理由は、多く使用されている降圧剤は『カルシウム拮抗剤』と言い、日本で一番多く飲まれている降圧剤に原因があるようです。

 

カルシウム拮抗剤は体の免疫機能を低下させてしまう為、1993年に行った茨城県の調査では、降圧剤を飲んでいない人と比べてガンによる死亡危険度が1.14倍、男性に限ると1.3倍にもなるそうです。

 

家族を含めてガンを体験した事がある方はその恐ろしさが身に染みていらっしゃると思いますが、とても怖く、三大死因として上位に位置する疾病です。

降圧剤を服用せずに健康でいる為には

私は適度な運動を強く推奨いたします

 

筋力は年齢に関係なく向上するように、身体も使う事によって能力が向上します。

 

適度な筋トレやウォーキングなどの有酸素運動を行う事により抹消の血管が発達し、血圧は下がります

 

現に運動前に計測した血圧と、軽い有酸素運動を行い、少し休憩を挟んだ後に計った血圧とでは、個人差はありますが10~20mmHg位下がる方がいらっしゃいます。

 

語弊があるかもしれませんが、筋肉と同様、血管も鍛える事が出来るのです

 

そして何よりの対処方法は、ストレスを溜めこまない事です。

 

血圧はストレスに大きく左右され、様々な病気の原因となりますので、溜めない事は元より、適度な運動や笑いで発散していきましょう

高血圧の方はふくらはぎから動かしましょう

ふくらはぎは第二の心臓

 

聞いた事はございませんか?

 

心臓から送り出された血液は各細胞に酸素や栄養を届けて動脈から静脈を通って心臓に戻ります。

 

しかし、静脈は血管の壁が薄く、心臓から遠い為血液の流れが滞りやすくなりがちです。

 

そこで、下肢の筋肉を動かす事により筋肉のポンプ作用で血液の流れを促進する事で血圧を下げる事が出来ます

 

この作用をミルキングアクションと言います。

 

ミルキングアクションを行う事により血流が良くなる事から血圧が下がりやすく、比較的安全に運動を始める事が出来るのです。

 

そして高血圧の方にお勧め出来ないのは、運動開始直後、いきなり両腕を肩より上げる事です

 

両腕を肩より上げると、血液が心臓に戻り血圧が上がりやすくなってしまう為、まずは下肢から動かし、流れを良くしてから上肢に入りましょう。

まとめ

現在の血圧ガイドラインから、高血圧の方には脳卒中や心疾患を回避する為に降圧剤を服用するのが一般世論ですが、松本氏のように医師によっては服用を薦めない方が存在します。

 

私自身、松本氏が説いている文献について感銘を受けることが多かったのですが、それは、以前読んだ書物が薬の作用や副作用に対して懐疑的に説いていた為、松本氏の文献が腑に落ちたのだと思います。

 

薬に対して何も疑った事が無い方は、とても信じられない内容かと思います。

 

以前、運動中に水分を摂るべきではないという常識が当時はありましたが、今では非常識となっています。

 

同じように、一般世論では良いとされているものが実は悪かったという事が、まだまだたくさんあると私は考えております。

 

ストレスを溜めないよう生活習慣を見直し、適度な運動を行って身体を整えていきましょう。

 

最後までお読み下さいまして、ありがとうございました。

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